FPのひとりごと
▼Y君のことC
Y君を私の復活祭に誘いました
同級生が数人来ることもあって
彼は最初かなり乗り気だったような気がしました
でも悩んだ末に最終的に欠席を選択しました
直接の原因は 介助者同行の都合がつかなかった
ということなんだとは思いますが
私には彼の心理的な葛藤がよくわかります
障害者は健常者から見れば
いろんなところが“奇異”に映ります
大人は見て見ないフリが多いのですが
幼児などはストレートに反応します
当り前です メジャーに対して超マイナーなんですから
奇異と言うことは具体的には奇形です
身体の形状そのものだけでなく
動き・所作・行動などにも奇形が見られます
重度の身体障害者には私のような仲間でさえ
正視できないことが ときどきあります
我々が社会に一歩踏み出すには
自分の障害(奇形)を社会に晒す必要があります
Y君から見ればずっと軽度で厚顔無恥な私でさえ
不特定多数の目に晒されるのには億劫になります
でも
やっぱり勇気をもって最初の一歩を踏み出さないと
自分で壁をぶち破ることはできません
いつの日か必ずY君を外に引っ張り出そうと思います
(つづく)
2009.05.16:tnw
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