FPのひとりごと
▼Y君のことB
人生の中途で障害者になると
事故直後からの自殺志向との葛藤
これと延々と格闘しなければならない
と 前回書きましたが
もう一つ戦わなくてはならないことがあります
それは“鎮魂”まあ魂のクールダウンです
私の場合 仕事も順調ではありましたが
まだまだやりたいことは山ほどありました
子育ても まだ一人残っていたし
真っ赤なポルシェに颯爽と乗りたかったし
監督をしていたスポ少は全国大会を狙ってたし
トライアスロンもマラソンもまだまだ現役でいたかったし
地域の運動会で私−長男−孫で“親子三代リレー”を
ぶっちぎってゴールするのが夢でした・・
闘病のベッドの上で
身体は動かなくても 魂だけは燃えてるわけで
これに水をかけて火を消さねばならないのが
ほんとに ほんとに つらいことでした
考えてもらちがあかんことは頭ではわかってるのですが
でも 頭の中を堂々巡りしてるという感じでした
でも 結局 時が解決してくれるんです
もちろん 今でも未練はたっぷりあります
でも現状を冷静に判断できるだけの素地を
時が醸成してくれるんです
時に癒されたからこそ Y君はあんなに穏やかなんだと思います
Y君と話していて
やっぱりお前もか ということはいくつもありますが
単独の自爆事故に関してもやっぱりそうでした
お互い なんとか鎮魂できたのは
原因を作ったのが自分だと言うことです
それがわかっているから なんとか決着をつけられる
自分がやっちまったんだからしゃーないじゃんと
もしこれが他人のせいだったら こうはいきません
恨んで 恨んで 恨んで 呪い殺してやりたいと思って
そのうち 自分が発狂していたでしょう
私は未熟者ですから まだY君のように人格者にはなれません
でも 事故前よりは少しだけ周りが見えるようになってきました
今日はY君とまた話をしてこよう
2009.05.12:tnw
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