FPのひとりごと
▼本音と建前−二面性B
首都圏の満員電車ほど
男を惑わせるものはありません
満員電車 あれは人を物体に変えます
物体ですから外部からの圧力に抵抗できません
真夏の満員電車 押し込まれた先が
後ろ向きの“おじさん”の真後ろだったとします
『OH MY GOD!』
汗が滲むバーコードから漂う安い整髪料の臭いと
半世紀の時を使って熟成してきた加齢臭
これらがコラボして 容赦なく我が身を襲います
身動きできないだけに ある意味拷問です これ
おじさんの隣に若い女性がいらしたとします
どうだろう まず9割以上の男は
環境改善に積極的に乗り出さんとします
で 我が身を20〜30cmほど平行移動します
シャンプーやらお化粧から発する甘い香り
白いノースリーブ 白いうなじ 細い肩
地獄から天国とは まさにこのこと!
ところがどっこい この一連の動きに
彼女の 鋭い視線!
『いや ちがうんだってば だから このおっさんが・・』
ひとりで心の中で一生懸命言い訳しますが
周囲の人も含めて私を“疑惑の目”で見ます
あるでしょ! こんな経験
発端は“緊急避難”だとしても
自分の意志で 隣の女性に近づいていったのは
なにがしかの“いやらしさ”だろー!と言われれば
『んんんん・・・』と黙るしかできません
女性が『この人痴漢です!』と言ったら
私 この瞬間から犯罪者になってしまいます
いやー ほんとにこわーい話です
ま だいたいは 睨まれるだけで終わるから
大多数の男性は なんとか救われていますが
犯罪者と一般人のボーダーラインは
実は 意外と身近にあるんだということです
でも 男の名誉のために言うけど
女性だって よくないと思うねー 私は
(つづく)
2009.03.26:tnw
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