FPのひとりごと
▼GORO
『GORO』という雑誌には
いろんな意味で? お世話になった
いま似たような雑誌を探せと言われても
ちょっと 探せないような気がする
ま 強いて言えば週刊プレーボーイ かな
でも やっぱり ちょっとちがう
なにがよかったかって?
もうそりゃ篠山紀信の“激写”でんがな!
表紙に出てる女の子が
そのまま巻頭のグラビアに出てたような気がするが
時のアイドルから素人の女子大生まで
グッとくる女の子の グッとくる姿態を
グッとくるアングルで ググッと激写!!!
mmmmm ベリーグッドでありました
篠山紀信は 南沙織を“職場結婚”で奪ったんで
男として 許せない部分は いまだにあるけど
写真家としては 荒木経惟と並ぶ天才だと思う
アイドルをアイドルのままに撮る才能は
他のどんな写真家にもないものだと思う
写真集『大激写135人の女ともだち』の中で
天地真理が富士山をバックに日傘を差して微笑む写真
あんなもん 誰も撮らんとは思うが
あれは まちがいなく 傑作でしょう
表現が難しいが 女の子を“みずみずしく”撮らせたら
誰も右に出るものはいないでしょう
被写体に虚飾と世俗を被せて でもそれを昇華させて
被写体そのものの“美しさ”を瞬間的に焼き付ける
バーチャルとリアルのはざ間にある実相こそが
現実であり 芸術であり 美であると・・
アラーキーもそうだけど 被写体への思い入れを一方で見せながら
冷徹に 時代を切り取って それを大衆に残していく
写真家と言うより 芸術家であり職人 だね
GORO もう一度見てみたいねー
2009.03.19:tnw
⇒HOME
copyright/tnw
powered by samidare