FPのひとりごと

▼好きだったのに−雀球

雀球!?
知らない人がほとんでしょう

“雀”は麻雀の雀
“球”はパチンコの球(玉)
要するに麻雀とパチンコのコラボ
パチンコ台と同じ形をした盤面に
“手打ち”でパチンコ球を打ち込むんですが
盤面の一番下に 麻雀パイが書かれています
順番はもう忘れてしまいましたが
字牌 マンズ ピンズ ソーズ・・・
順序良く並んでいます
ここに玉を打ち込んで 麻雀の役を作っていきます
麻雀というのは上がりの形によって“ハン数”がちがい
役を重ねれば ハン数も上がり 得点も多くなります
雀球もこれと同じで ハン数に合わせてメダルがもらえました
ただ 四暗刻(スーアンコウ)は役マンで
麻雀では 最高得点になるのですが
雀球では 出やすいので メダルの枚数は抑えられてました

麻雀もパチンコも好きで 暇を持て余していた学生時代
よーく 雀球をやってました 大好きでした
だいたい パチンコもそうでしたが
手打ちですから 自分のペースで
じっくりと 遊べるわけです
千円もあれば 優に2時間は遊べました
メダルは いまのパチスロ同様 換金できましたが
そんなことより 純粋にゲームとして好きでした
当時でさえ けっこうマニアックな遊びでしたから
いまは 絶滅しちゃったんでしょうねー
さびしいなー・・・

当時遊びながら ホールの担当者を
驚異と尊敬の眼差しで 見ていたものでした
上がりが出ると 担当者を呼ぶんですが
上がりのハン数(メダルの枚数)を絶対間違わないんです
上がった方は 必死に時間を掛けて数えるんですが
彼らは 瞬時にカウントし ガシャガシャ・・・と
正確にメダルを 排出しました 名人芸です
ごくごくたまに 複雑な役を見落とすことはありましたが
それを指摘すると ちょっと余計にメダルを出してくれました
なんか『やったー!』てな感じになったものです

どこがスマートだかわからない“スマートボール”とか
なにをアレンジしてんだかわからん“アレンジボール”とか 
当時の遊びは マニアックなのに味のあるのが多かった
絶対復活しないことがわかるだけに
なんだかやけに 懐かしいねー


2009.03.03:tnw

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