FPのひとりごと
▼カタ雪ロマンA
幼少のみぎり
街中からはずれた北東の農村地域に
我が家は 居を構えていました
ここは 大規模な区画整理があって
いまは 閑静な住宅街に変身していますが
当時は ほんとに田んぼばかりの農村でした
我が家の北側にトイレがありました
ここの窓から見える風景は
いま思い出すと 想像を絶するものでした
まず 見えるものは 田んぼばかり
建造物は なにも視界に入ってきません
10数キロ先に一つだけ ぽつんと
建物がありましたが 屠殺場でした・・
延々とつづく田んぼの先には
色が青く見える 葉山連邦が鎮座するだけでした
いまの景観からは想像もつかないような
荒涼として殺風景だけど ワイルド&ワンダーランドでした
ここには 普段は 曲がりくねった農道が
1本あるだけで その農道も途中で途切れていました
その先には 行ってみたくてもどうにもなりませんでした
それが
カタ雪になると
どんなルートでも どこまででも 自由に
行けてしまうわけです
もう むちゃくちゃうれしくて
いつまでも どこまでも 好き勝手に
歩き回っていました
(つづく)
2009.02.08:tnw
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