FPのひとりごと

▼さらばアメリカ−ヤンキ−の憂愁C

そこのクラブ
いわゆる“いかがわしいクラブ”でした
1Fはステージ&カウンター&ボックスバーで
2Fは“個室”があると予想されました
隣に付いた女の子が片言の英語で一生懸命訴えます
『2階へ行きましょう』と・・

私 別にカッコつけるわけでも
特に人格が高潔であることをアピールしたい
そんなわけでも全然ありません
恥ずかしながら 我が“筆おろし”は
泡姫ならぬ“泡ババア”の『お仙』さんだし
独身時代は 吉原がマイホームタウンでした
でも
タイのような あまり豊かでない国で
合法であろうと非合法であろうと
そのような行為に及ぶということが
どうにもこうにも自分で許せないし
釈然ともしないし 潔しともしない 
だいたい 彼の国にはエイズウィルスが蔓延していると
現地のガイドさんが あれほど言ってたじゃない
感染でもしたら“旅の恥”じゃすまねーよ
などと思い巡らしながら ふと周りを見ると
なんと なんと 残っているのは私だけ・・

いやーー“先生”は度胸も据わってるねーと
思わず感心してしまいました
“ケチ”な私には 女の子も付かず
“一戦”が終わるまで待っていなければなりません
あーあほらし と思いながら 周りを見渡すと
広い店内に もう一人だけ同じ境遇の奴がいました

そいつが ヤンキ−です
話がやっと繋がりましたねー

                 (つづく)



2008.12.17:tnw

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