FPのひとりごと

▼資産運用の目的B

足下の絨毯
一般家庭にあるのはカーペットですが
ほんものの“絨毯” これがすごい!
たぶんペルシャ絨毯なんでしょうが
スリッパを履いているとはいえ
汚い靴下で 踏んでいるのが申し訳なくなる
壁に目を移すと・・
そこには立派な額装に洋画が数枚掛けてある
絵心のない私でさえ見入ってしまうほどの名画
下世話な話で申し訳ないが 7〜8桁はするであろう
食器や調度品や日用品までが 見たことのない高級品
さっき紅茶をかき回したスプーンは銀製でした
それが自己主張することなく 普通に“そこ”にある

おじいちゃんは たぶんここの世帯主でしょうが
ロマンスグレイで品のいいいでたちで笑みを絶やさず
リビングのちょっと離れた場所に 自分専用のチェアを置き
本を読んだり 書き物をしたりしている(自伝でも書いてる?)
おばあちゃんは 昔かなりの美人であったことが
容易に想像できる上品な顔立ちと立ち居振舞い
チェーンのついたメガネをつけて 膝掛けを掛けて
編物をしたり 読書をしたりしている
お嫁さんは 元ミス○○ばりの美人で
頭も気立てもよく 義父義母を心から愛している
そんな様子が 手にとるようにわかりました
これが『ハイソサエティー』なんだ 身に染みました

一代で財を成す ということは不可能なことではありません
しかし 代々築き上げた財産の蓄積というものには
貧乏人には一生かかっても真似できない“重み”がある
そしてそれは 一つの文化である と思い知らされました

ところが
ある意味 私の生き方さえ変えてしまった
そんな“事件”が起きてしまったんです

                     (つづく)

2008.12.08:tnw

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