FPのひとりごと
▼保険会社の憂鬱−護送船団方式@
自動車保険の証券を
じっくり見たことがありますか?
ないでしょうねー
よほどの暇人でないかぎり・・
今度時間のあるとき眺めてみてください
損保の保険期間ははとんどが1年(更新)ですが
保険期間の終わり(終期)は
○年○月○日“午後4時”
になっています
0時や12時ならわかるし
金融機関だから 午後3時っていうんだったら
まだ理解もできますが・・・
えらい中途半端な時刻を設定したもんです
私が損保に入社して新人研修を受けたとき
(もう20年前になりますが・・)
講師が講義の中で こう教えてくれました
『今と違って 昔の損保はよかった
売ってる保険も火災保険ぐらいしかなく
暇だった それでも儲かっていた
やることがないので 午後4時になると
みんなで麻雀をおっぱじめていた
その名残が終期の4時だ!』
聞いてる方は笑っていたが 講師は真顔でした
当たらずといえ遠からず ってとこなんでしょうね
バブルが崩壊したとき
いろんな金融機関が経営危機に瀕しているとき
社内では まったく動揺がありませんでした
『株価が5000円を切っても大丈夫らしいよ』
社内の噂でしたが 事実でもありました
どうしてこんなに優雅な経営が可能だったんでしょうか
キーワードは『護送船団方式』です
(つづく)
2008.12.01:tnw
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