FPのひとりごと

▼投資を考える−投資信託B

私 去年の春頃に
ある銀行の ある支店で
投信の勧誘をされたことがあります
なじみのない銀行・支店だったんで
私の職業(FP)を知る由もありません
たまたまクライアントから受領した高額な現金を
送金するため 立ち寄ったのでしたが・・

行員が 数枚のパンフを持ってきて

『投資信託 いま爆発的に売れてますよ!』

『・・・・・あ はい・・』

『興味ございませんか?』

『ノーロードの海外ETFならちょっと・・』

『・・・プロの方ですか・・・』

『あ いや そんな まあ・・・』

行員は ものすごくばつの悪そうな顔をして
ご自分の席に戻られました
別に 知識をひけらかそうとしたわけではないんですが
不意をつかれたので つい本音をしゃべってしまったんです

パンフは なぜか しっかり手に握らされてたので
事務所に戻ってから 拝見させていただきました
なかなかたいしたラインナップでした
手元に余裕資金があり 運用先に迷っていたら
銀行が薦めているんだし・・と
購入を検討する余地は十分ありました(素人なら)
でも
こういう投資話のパンフは 重箱の隅を突っつくように
一言一句すべてチェックしておかなければなりません
最近は 当局の強力なご指導もあり
“元本割れリスク”に関する記述は大きく書いてあります
ま それは 結構なことなんですが
販売と信託・運用に関するコストがよくわかりません
だいたいは パンフの隅のほうに
なぜか必要以上に小さく書いてあります
でもねー
実は これが えらい問題なわけです ほんとは

それは 次回に・・・

                    (つづく)


2008.11.26:tnw

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