FPのひとりごと

▼さらばアメリカ−おめでとうオバマ

アメリカという国は
ほんとに不思議な国だと思う
GHQ以来の対日政策で
政治・経済そして文化までもが
アメリカナイズされてきましたが
あの(大統領選を含む)選挙だけは
日本人として到底理解することができない

まず政党が民主・共和の2党しかない
自由平等を声高に標榜する国なのに
なぜに他の政党を認めないのだろうか
今回の大統領選を見ていても
両党の政策に多少の違いがあることはわかります
でも日本の 自民⇔共産 みたいな本質的な違い
それは アメリカの政治では絶対見られません
日本が例外じゃないことは仏や独を見てもわかります
それほど大した政策の違いもないのに
どうしてあんなに激しい選挙戦になるんだろうか
ま 今回 日本も解散総選挙になったら
自民vs民主で同じようなもんなのだろうけど・・

さらに国を二分するほどの対立の構図を作り出す
ネガティブ・キャンペーンとかいって
中傷合戦を 派手に繰り広げる
政策論争を 徹底的にやるのなら理解もできようが
生まれやら 親族の出自やら 名前にまでけちをつける
一方がネタを見つけてスキャンダルに火をつければ
相手方も アラを探し出して逆襲する
それに 双方の陣営・支持者が一喜一憂する
見方によっては児童会長選挙より低レベル
なのに 最後に敗者は潔く負けを認め
勝者にエールを送る そして国家の結束力が高まる
んんーーん
実に不思議!!!
でも
うらやましいなーと思うのは
党派を超えて 大統領をリスペクトしているということ
最初の就任の演説のときのスタンディングオベーションは
見ていて 感動的ですらある
対立といっても“不毛の対立”ではなく
合意を生み出すための対立 という感じがする
どこぞの国の“対立のための対立”や“やじ国会”
月とスッポンぐらいのちがいがある
文化の成熟度が決定的にちがうんだねー

オバマで盛り上がるアメリカ
CHANGEで結束するアメリカ
威信をとりもどさんとするアメリカ
・・・・・・・・・・・・
でも
あえて 言おう
『さらばアメリカ』 と

                  (つづく)


2008.11.06:tnw

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