FPのひとりごと

▼好きだったのに−萩原健一@

名作『前略おふくろ様』で
“半妻”を演じた室田日出男が
雑誌で こう書いてるのを見たことがある

『彼が挑みかかってくる 怖い位に
 こっちがそれにこたえられない
 そうすると途端に 手を抜いてくる
 おそろしい俳優だ・・』

なんせほんとに昔に見た雑誌の記事なんで
正確な表現ではないでしょうが
ニュアンスは まちがってないと思います
室田日出男という俳優も存在感に溢れる人で
脇役に回って 個性と実力を発揮する人でした
その実力派俳優に ここまで言わせる
それが しらけ世代のカリスマ
萩原健一 ショーケン でした

最初は GSテンプターズのボーカルでした
GSはグループ・サウンズの略称ですが
とってつけたようなネーミングでわかるように
おそろいのユニフォームを着た“歌謡曲歌唱団”でした
そのころのショーケンは 十分エキセントリックでしたが
若い女性にキャーキャー言われるだけの存在で
なんの興味も関心も ありませんでした

次に『太陽にほえろ』の“マカロニ”役で
俳優でTVデビューしてきました
『太陽にほえろ』の“安直なつくり”がいやで
ほとんど見ていなかったので
浮いてるな とは思いましたが
やっぱり どうでもいいことでした
(松田優作もやっぱり浮いてました)

それが昨日も書いた『傷天』と『前略おふくろ様』
これで がらっと見方が変わってしまいました

  “修ちゃん”  “サブちゃん”

いまだに 我が青春のヒーローです

                  (つづく)

2008.11.05:tnw

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