FPのひとりごと

▼スミス君 これって目詰まり?A

いま 世界同時金融危機に対して
各国が行っていることは
金融機関に対する強制資本注入だったり
金融機関の国有化だったり
市場の強制閉鎖だったり・・
これって市場放任主義の対極じゃん
ちゅうより社会主義国家の統制経済と
何がちがうねん?
何もちがいまへんねん!
おかしなもんだよねー
資本主義の根幹をなしている
『市場のことは市場に任せろ』という
市場放任主義、市場万能主義
これが 自らの暴走が原因とはいえ
機能不全というか“拒食症”に陥ると
ちゃかちゃか国がしゃしゃり出てきて
協調利下げだ ドル資金供給だって
今回が初めてなら まだ理解もできよう
今度で何度目だと思ってんだ
確かに 100年に一度の未曾有の危機
かもしれんが それにしても学習せんよなー
昔は 一国がインフレになれば
公開オペで市場金利を上げればすんでいた
ところが いまは それをすると
国境を越えて 外貨がどどっと押し寄せてくる
インフレ対策どころか逆効果になる
過度なグローバリゼーションの弊害だよね
これがまた問題を難しくしている
金融資本主義が せっせとバブリーマネーを創出し
庶民に無関係なところでマネーゲームに奔走し
滴り落ちるべき“おこぼれ”は
過大報酬と株主配当と内部留保に消えていく
好景気なのに いつまでたっても 下々は潤わない
でも だからといって経済統制はないと思うんだけど
私 ちょっとアナ−キーなところがありますんで・・
なにもせんで とことん突き放してみりゃ−いいじゃん
市場万能主義の終着駅を見てみればいいじゃん
株が紙屑になろうと 世に失業者が溢れかえろうと
行き着くとこまで 行ってみりゃ−いいじゃん
無責任なことは 百も承知千も合点だけど
そうでもしなけりゃ これから先の処方箋は見えてこねーよ

                     (つづく)

2008.10.16:tnw

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