FPのひとりごと

▼歴史は繰り返す〜欲望は続くよどこまでもB

金融機関の社員というのは
つきあってみると 優秀な方が多く
学生の就職先としてのハードルも
高い というより最難関といった方が
いいかもしれないぐらいのものです
私がいた某保険会社も
偏差値の高い大学出身の社員がほとんどで
私のような 地方の駅弁大学出身者は
肩身の狭い思いをしていました
ま 一般的には優秀で理性的な方々が
金融機関には 多いわけですが
こういう人たちが ときどき“壊れる”んです
なぜ?
欲望という名の熱病におかされてしまうんです
バブルの絶頂期には
申請書類だけで 融資実行をしていた
なんてことも あったようです
どうせ物件は値上がりするし
いつでも高値で転売できるからと・・
不動産に関する融資は 現物の調査が不可欠で
通常は 鑑定士や司法書士と連携して
慎重に ことを進めねばなりません
不動産融資の“イロハ”です
でも
熱病が理性をどこかに追いやり
かわりに欲望という名のドロドロした血が
体中を 駆け巡り始めると
組織全体が“なんでもあり”軍団に変身します

いまでも 相談される案件で
金融機関絡みの『変額保険』があります
これも ひどい話なんです

              (つづく)

2008.10.02:tnw

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