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▼遅筆堂文庫 井上ひさし展示室がオープン

〜本は人の運命も変えます〜

2010年11月27日(土)遅筆堂文庫の中に「井上ひさし展示室」がオープンしました。たくさんの本を読み、数多くの作品を世に送り出してきた井上ひさし。その生涯と作品を紹介する展示室です。
常設展示はと。作品年譜の書棚に並んでいる本は貸出しが出来るという図書館ならではの仕掛けです。
<企画展示>では、多くの著書の中から2〜3作品を選び、その作品に関係する資料を展示していきます。
今回は 直木賞を受賞した『手鎖心中』と、ふるさと川西町が舞台になった『下駄の上の卵』関係資料を展示いたしました。

そして展示室の中心にあるのは「本の樹」とよばれる円柱の大きな本棚です。
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これはみなさんが所有していた井上ひさし著作本を作家や著作本へのメッセージをつけて寄贈いただいたものです。次の世代の人たちにも、井上ひさしの作品を読み継いでいってほしい、そんな願いがこめられています。

もう一つ、文庫の入口を入った左手のカーブがかかっている壁にも5.5メートルの高さの書棚が出来ました。
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ここには奥様の井上ユリ様よりご寄贈いただきました書庫の本が並びました。ご自宅にあったときと同じ並びで配架しましたので、作家がどのような本をどのように整理して利用していたかがわかる書棚となっています。

75年の生涯に読みつくされた本は20数万冊。その本と新設された展示室にてより身近に、より深く井上ひさしの世界をお楽しみください。

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2010.12.02:町立図書館・遅筆堂文庫

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