寺島俊一郎のnote

▼燃料にたよった生活を見直す機会

ガソリン、灯油、軽油がないと地震発生から12日になりますが、未だ改善されません。

徐々に山形県内にも入ってきているようで、遠方から通う社員は必死でガソリンをつめているようですが、なんとも大変な状況です。

停電は1日で解消。水道はとまらず。ガスはタンクに備蓄分だけ。


スーパーでは缶詰やカップラーメンなどの保存食は14日ごろまでにほぼなくなり、先週は全く無かったけど、19日からの3連休でパンや、おにぎりなどすこしづつはいってきているようです。

カップラーメンも少し販売してました。

子供用のおむつや離乳食は未だに入ってきていません。



さて、我が家の暖房は灯油を使ったファンヒーター。

電気のハロゲンヒーターもありますが、やっぱり灯油のものにあたたかさはかないません。

電気カーペットもあります。


停電になった日には幸いろうそくがありました。そしてアウトドア用のランタンが本当に明るく心が休まる思いでした。


子供のおむつは布おむつ。今の子供達には珍しいけど、私が小さいときは一般的でしたよね。晒やビロード織りの布は赤ちゃんにも気持ちよさそうです。

おむつ離れも早いし。


食べものはほとんどレトルトを食べません。
妻がいつもご飯を炊いてくれて、0歳児はおかゆの離乳食。
そしてみんなそろってご飯を食べます。


なので、思ったより不便を感じていない我が家です。

仕事にも自転車で行けますし子供用の補助椅子もつけたので万全です。

自転車はちょっとメンテナンスして2台とも使用できるようになりました。




そうはいってもまだまだ生活に不安があるのは燃料。

灯油は18リットルが1缶のみ。

ガソリンは車2台12日と14日にそれぞれ20リットルつめたのみ。


あと1週間はそのままでも大丈夫だと思うけど、4月に入ったらつめないと。



被災地から比べると本当に恵まれた生活をしているし、家族全員、家が残っていることは幸せですが、目に見えない不安があるのは確か。

それは皆感じているのではないかと思う。

だから買いだめをする、ガソリンは並ぶ、そんな行動になっているんだと思う。


こうして考えると、世の中特に山形をはじめ田舎は化石燃料に支配されているのではないかと思うようになってきた。


物流はほとんどが車(トラック)を使用。全てガソリンや軽油が必要。


それを補おうと電気がインフラとして整い、火力発電所から原子力を使用したクリーンは発電システムができたのだと思う。

だが、今回の想定外の原子力発電所事故により、関東では今も計画停電が行われている。
そして近隣の住民にも、農産物にも広範囲にわたって影響が出ている現状。



これから原子力に頼った電気というのが見直されてくるのだと思う。


そして、燃料を使用した生活も。


我々が地道なところから見直すことが重要。


私は生活をもっともっと見直します。山形のために将来のために。


被災地の一日も早い復興を願って、出来ることから節約を。
画像 ( )
2011.03.23:寺島 PC

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