将棋駒は、駒の木地を作る「木地師」、駒に字を書く「書き師」、字を彫る「彫り師」、彫った字に漆を盛り上げていく「盛り上げ師」などの手によって、分業体制で制作されます。 木地師 なた一丁で、荒削りから仕上げまでおこないます。 ▼ 書き師 自慢の筆で、うるしを鮮やかに書いてゆきます。 ▼ 彫り師 ノミ一本で文字を書くように彫り込んでゆきます。 ▼ 盛り上げ師 名人戦にも使われる天童駒の最高級品です。彫り埋め研ぎ出した駒に、さらに文字を漆で浮き出させていきます。