駒の製法には「押し駒」「書き駒」「彫り駒」「彫り埋駒」「盛り上げ駒」があります。 押し駒 駒木地に直接スタンプを押したものです。 書き駒 駒木地に直接文字を書いたもので、書体は「草書」と「楷書」があり、「源平駒」と言われる裏の文字が赤いものや、「咲分け」と言われる駒の上方の文字が赤で書かれたもの(裏の文字は赤)などの種類があります。 彫り駒 駒木地に文字を彫り漆を入れたもので、「機械彫り」と「手彫り」とがあります。 大まかな目安ですが、手彫りのものは5万円以上の価格がついています。 字を簡略化したものから「黒彫り」「並彫り」「中彫り」「上彫り」「一字彫り」とあり、さらに「銘彫り」と呼ばれる昔からの格式のある書体を用いたものがあります。 彫り埋駒 彫り上がった駒に下地漆を入れ、表面を研いで平らに仕上げたものをいいます。 盛り上げ駒 彫り埋め研ぎ出した駒に、さらに文字を漆で浮き出させた最高級品です。