▼お前は誰だ!?〜脂肪は揺れ、鋼








どうもこんちにわ、富士六九之助です。
わたくしは今ここに、あの歓喜と狂乱とミルフィーユと化した便器に耐えた三日間の記録を綴ろうと思う。
 
7/30 (金)
起床する。今年はキャンプサイトにテントを張っている。
ふー、熟睡できた。フジロック四年目だが熟睡したのは初めてだった。
・・・
歯を磨くのに並んでいる。ここでは行列は1時間待ちからなのだ。
十分二十分待ちは普通なのだ。
俺は待ちながら、今日何を見ようか何を喰らおうかと考えていた。
と同時に周りの人間に目を向ける。
ロックンロールが好きな人間だけがここに集まって、並んで、歯を磨いている。
考えただけで興奮だ。今日は祭りなのだと再確認。
 
ここでこの狂乱祭りに登場する人物を紹介しよう。
・キクチ(TapeDeckRecorders) from YAMAGATA
・スズキ(TapeDeckRecorders) from HOKKAIDO
・ウェル(ex.HBK) from JPN
以上である。
 
・・・
さて会場入りだ。
とりあえず皆は別行動だ。ウェルはグッズを買うため蛇のような列に並ぶそうだ。
スズキはドラゴンドラに乗り、頂上に行くらしい。
俺はホワイトステージで「リトルテンポ」を見ようと会場内を突き進む。
ふと目が留まる。巨大スクリーン付きの最大のステージ、グリーンステージだ。
プログラムを見るとブリティッシュシーパワーというバンドがやるらしい。
俺はそのバンド名に引き寄せられグリーンステージに降りた。
 
その@:ブリティッシュシーパワー
ステージには何やら、亜熱帯植物の蔓のようなモノがドラムやらアンプやらにかかっている。
バンド名に似合わず、結構チルっぽいのかなぁなどと考えていた。
客は前の方にはファンらしき人が陣取っているが、結構まばらだ。
メンバーが入ってくる。ベースは頭に蔓を巻いている。(途中で邪魔になってとってたが)
楽器隊は結構普通のUKバンドっぽいのだが、Voがエライ地味だ。size=2>日曜のお父さんのような格好である。
演奏が始まる。
結構癖があり、ニューウェーヴの香りのするバンドだ。size=2>メロディーはXTCを思い起こす。
ギターの感じが非常に良い。独特のうねりをもっていた。
 
朝一番に非常に良いバンドを見た。5、6曲聞いたところでリトルテンポを見るために泣く泣く移動。
 
そのA:リトル・・・
今書いてて思ったのだが、こんな感じじゃ絶対に終わらんよね?
というわけで、ここから暫くダイジェストでお送りします。
 
→リトルテンポは激チルスペース。ビール飲みながらYURETAわ〜。
→レッドマーキーという屋内ステージでザキラーズを見る。これまた格好いい。やっぱ少しNW風味?
→グリーンステージにてヘイヴンを見る。以外と人は少なかった。
size=2>寝っ転がりながら聞く。グッドメロディーUKロックは最高だわさ。どうしてこのバンドがコールドプレイより人気がないのか不思議。
最後にやった曲(曲名知らない)が非常に良かった。
size=2>→ブラブラ節を決め込みつつ色んなモノをちょこちょこ見る。ビギンはソウルフラワーユニオンの代役みたいな感じだった。size=2>沖縄祭りビート。
size=2>→今日の目玉の為にグリーンステージに移動。ルースターズを見る。TAMARANカッコイイ!!テキーラのカバーとかもやってた。
TMGEの「シスコ」ってこれからインスパイアされたのかも。ロックンロールを堪能。
 
さぁそして、今日の、否!今年のメイン3連発がやってきた。
まずはPJハーヴェイ。激暗黒であることを期待しつつ人が集まり始めたグリーンにて中段を陣取る。
 
激!!その@:PJハーヴェイ
「ワー!!」歓声だ。メンバーが入ってくる。
size=2>その中に一際目立つ赤のドレス・・・PJだぁぁぁぁぁ。スクリーンに映った彼女は悶絶するほど美しかった。
size=2>ギターを抱えた彼女は終始笑顔で楽しげにプレイしていた。暗黒なんて何処へやら?非常にクールで尖ったステージだった。
バンドのメンバーもサイコーであった。特にギター。暴れすぎだわ、あれは(笑)
途中ツインドラムになったりと非常にユニークなステージだった。
size=2>そんな中、一番ぐっと来たのはメンバーが一回いなくなり、ギターを持ったPJが徐に弾きだした「リッドオブミー」。
あの漆黒のパンクソングをPJは感情をむき出しにして弾きがたる。コーラスの部分は鳥肌モノだった。
サビではPJのギターが暴れ回る。激鋭角サウンドであった。
 
PJハーヴェイが終わった・・・。
いよいよだ、いよいよである。size=2>PJからスズキとも合流。決戦に備える。
二人ともセッティング中の会話が変であった。
「やばいわ」と「TAMARAN」という単語が40%以上を占めていただろう。
スズキがホンイキで緊張しているのが分かる。俺も落ち着かない。
size=2>人が集まってくる。立つと、ステージには4THの頃のロゴが入ったバスドラと共に着々と準備が進んでいた。
size=2>ロゴを見ただけで興奮気味である。周りの人間も興奮気味だ。妙にガイジンさんが多いのもやっぱこのバンドだからだろうと納得。
 
そして辺りが暗くなった頃、パッと照明が落ちた・・・。
 
 
・・・とまぁ、非常に長ったらしい文章ですいません。(汗)
あんまり長いのでこの巻は二回に分けます。
わたくしの日記。次回は「脂肪は〜」の後半をお届けします。
次回の日記はスズキ御大のフジロック日記です。

2004.08.05:del

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