TAPEDECKRECORDERSの最期








7/25
 
深夜である。テレヴィジョンでは27時間TVなるモノをやっていた。
またお笑い魔人アカシアが出ずっぱか〜などと思いながら見ていた。
まぁ、他局のクソ番組(エ○タの神様)見るよりかはましかとつけっぱにしていた。
しかしである。空気が変わったのだ。
何かしらんが大量の芸人が同じスタジヲに一同に会して好き勝手喋るという枠が始まった。
俺は画面に釘付けになる。エライ混沌としている。
正直制作も匙投げているCMテイクいれだし・・・。
収集がつかない。全員が前に出ようとする。さらに魔人が俺が一番!と出しゃばる。
非常に愉快だぁ。こんなに面白い番組を見たのは何年ぶりか。
腹の底から笑った笑った。いやぁ素晴らしい。
 
size=2>これこそが笑いだ。それぞれが自身が面白いと思うことを己のエゴのみを介してブラウン管に伝えるというより、その場、その現場の人に伝えてる。
カメラは其れを追うだけ。
 
非常に理想的だ。
 
お笑いは客とのコミュニケーションで成り立つモノではないと俺は思う。
その考えを持っているのが前述の「エンタの〜」である。
下らないJポップと意識が同じだ。意志がない。「みんなと一緒」である。
しかしあの枠は違った。芸人が芸人同士で楽しんでいるのだ。俺等は無視である。
最後にはカメラに背を向けてたしな。
あの枠の事は学校で友達に話しても明らかに話題にはならない。
自分の中で自分で昇華するしかないのだ。
 
笑いには妄想力が重要であることがここに示されたと言っても過言ではないだろう。
 
これはデヴィッドリンチの映画にも似ている。
俺は彼の作品が大好きなのだが、彼の作品は突き放しすぎである。
イレイザーヘッドが素晴らしく良い例だ。
はいこの場面どーん、次どーん!!と次々くる。全て脈絡ないし意味もない。
でもリンチにしたら意味オオアリなのだ。完全版なんて出す始末だし。
size=2>一人で家で部屋を暗くしてほくそ笑みながら見るしか消化できない、コミュニケーションを拒絶した映画。オナニー映画。妄想の結晶なのだ。
んで、世界で絶賛でしょ?最高だわさ。
 
やっぱ人間って妄想で出来ているんですなぁ。
2004.07.26:del:[メモ/悶絶日記]


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