Re-form | 直して住む ・ Renovation | 生活空間の刷新
日本の住宅の短命化を見直そう 日本の住宅の寿命は25年とも30年とも言われています。 アメリカやヨーロッパ諸国が100年といわれるのに比べ、なんと短いことか。 大量生産、大量廃棄の、安易に壊して消費する風潮が、 日本の住宅を短命化させたのでしょう。 日本は地震の国だからと言う人もいますが、それは言い訳。 築100年以上の古民家は数多く、 使い回した骨組みや改修の歴史を刻んだ建物が健在であることが、 物を大切にした日本人の心、木の家の文化、 大工の技、丁寧な暮らしを続けてきた日本人のあかし、誇りだったはずです。 住まいづくりをお考えの方は、 よき心、文化、技を、今一度見直す、よい機会ですね。 「直して住む」本質は、リノベーション 以前からの、リフォームと言えば、 水廻り設備の入れ替え、内装などの貼り替えといったリフレッシュ工事が代表的でした。 これらのリフォームによって、長く住み続ける一助となってきましたが、 ライフスタイルの変化や、子育て世代のニーズ、高齢者世帯のニーズに、リフレッシュ工事だけでは応じきれず、 建替え(=短命化)となった事例が多くあるように思います。 テレビ番組の「ビフォーアフター」が大きく影響したでしょうか? ハウスメーカーや画一的なものに飽き、手作りやカスタマイズする楽しみが広まってきたからでしょうか? かつての「もったいない」という言葉が、今、見直され、 住まいを繕い、直し、手を加えて住み続ける方々が多くなってきました。 国の施策でも、中古住宅市場を活性化させる試みが始まり、 エコポイント制度で、断熱改修は一般的になりました。 東日本大震災など巨大地震を経験したことで、耐震改修も現実的になりました。 今あるものを大切にしたい、 子供のころの思い出ある建物を活かしたい、 中古住宅を自分流にアレンジして暮らしたい、 住み慣れたこの家の不満が解消されれば後は気に入っている、 段差を解消したい、 木の雰囲気の部屋にしたい、 自然素材に変えたい、 こまごまとした部屋をつなげて、広くしたい、 明るく、あったかくしたい、 風通しよくしたい、 ジメジメとさよならしたい、 エコな暮らしがしたい、 趣味の部屋を実現したい・・・ そうした思いに、私たち、”チームたるけん”が、 生活空間の刷新 = リノベーション を、ご提案します。 単なるリフォームや、リフレッシュ工事では、多様なニーズに応えきれません。 「直して住む」ことの本質は、 生活空間をよりよく刷新することにあると表います。 私たちが、新築計画の際に「庭と畑と木の家」を提案するように、 心地よい暮らしが実現するように、リノベーション提案をいたします。 まずは、 こうしたい、ああしたいというご要望をお聞かせ下さい。 考える、伝える、そこから、リノベーションが始まります。 小さく住まう 様々なリフォーム・リノベーションがありますが、 「減築」という言葉を聞いたことはありますか。 家族構成が少なくなったり、日常生活には広すぎる、維持するには大きすぎる、広すぎて暖房が効かない・・・ そういった時には、建物に手を入れて小さくすることも考えられます。 その分、日当たりや風通しが良くなったり、 庭が広くなったり、駐車が楽になったりと、 新たな暮らしが楽しくなる気がします。
2008.11.18