そのウッドデッキ本当に使いやすいですか?

 

 

家づくりを計画する際に、とり入れたいプランの1つとして、

『ウッドデッキ』をお考えになられる方も多いのではないでしょうか?

 

 

そこで家族や友人とバーベキューをしたり、

子供をプールに入れて遊んだり、

夫婦でゆったりとお茶をしたり、

など、

想像しただけでも楽しくなってきますよね。

 

 

しかし、せっかくお金をかけてつくったにも関わらず、

実際はほとんど使ってないという方が,

決して少なくないんです。

 

 

その一番の理由は何だと思いますか?
 

 

それはズバリ、

そのウッドデッキが「周囲から丸見えだから」です。

 

 

 周囲から丸見えだと、思ったような使い方が出来ず、

結果使わなくなってしまうんですね。

 

 

では、なぜそうなってしまうのでしょうか?

 

 

 

 

■使いづらいウッドデッキの理由

 

まず、あなたが南道路に面した土地に家を建てるとしましょう。

一般的に人気の立地条件の1つです。 

この場合、日当たりの良い南側にリビングを配置することが

当たり前となってきますので、

必然的にウッドデッキも南につくることになるでしょう。

 

 

その結果どうでしょうか。

 

 

道を歩く人や、自転車に乗る人、車を運転する人、

そしてご近所の方々にも、

常に丸見えのウッドデッキが出来上がることになります。

 

 

あなたはその環境で、バーベキューをしたり、

お茶をしながらゆっくりくつろいだり出来ますか?

決して出来ないですよね。

 

 

また、道路がすぐ前の場合、

小さな子供を遊ばせるのも不安がありますよね。

 

 

一般的に人気で、土地代も高い南側道路に面した土地でも、

こんなデメリットがあるんですね。

 

 

そして、この問題を解決するために、

ウッドデッキと道路の間に、目隠しの塀やフェンス、植栽などをつくり

視線を遮断しようとなりますが、ここには多くの外構費用がかかります。

 

 

土地代だけでも高いのに、さらに外構費まで高くなってしまうと、

それだけ建物に掛けられる予算が少なくなってしまいます。

 

 

 

 

続いては、西向き・東向きの土地に家を建てるとしましょう。

これらの土地の場合では、

基本的に道路面にはウッドデッキをつくりません。

 

 

先程と同様、リビングとウッドデッキは南につくるものという

固定概念があるからです。

 

 

ですので、南向きの土地に比べて、

周囲からの視線が気になるケースは少なくなるでしょう。

 

 

ですが、西向き・東向きの土地でよく考えられるのが、

南側に建っている家によってあなたの敷地の南側が

大きく日影になってしまうという事です。

 

 

その理由は、南側の家も、

南に庭やウッドデッキのスペースを設けるため

なるべく敷地の北側に家を寄せて南を空ける配置をして

建てられているからです。

 

 

結果、あなたのウッドデッキは

薄暗く居心地がそれほど良くない空間になってしまい、

使わないまま放置してしまうようになります。

 

 

 

 

では最後、北向きの土地はどうでしょう?

この場合、先程と同様で道路からの視線が気になることは少なくなるでしょう。

 

 

さらにもし南北に長い形状をしている場合、

玄関が北側、南側に庭となるので、

デッキスペースが残しやすくなります。

 

 

結果、塀や目隠しや植栽などに、

それほどコストをかけることなく、

プライバシーがそれなりに確保された

ウッドデッキをつくることが出来ます。

 

 

ですがこちらの場合も西道路や東道路と同様、

南に建つ隣家との距離が十分にとれないため、

ウッドデッキだけではなくリビングまでも薄暗い空間になりやすいので、

周辺環境によってはデメリットがあります。

 

 

 

 

■間違った固定概念に捉われない

 

これまでの話は全て、

リビングを一番南につくり、

かつその延長線上にウッドデッキをつくることを

前提としてお伝えしてきました。

 

 

ですが、結論から言ってしまえば、

この前提の間取りで家を建ててしまうこと自体が、

そもそもウッドデッキを使えなくする大きな原因となります。

 

 

ですので、この固定概念を一旦白紙にした上で、

家づくりを進めていただくことが、

使えるウッドデッキをつくる最良の方法となります。

 

 

そこはプライバシーが守られた、

とても居心地の良い空間となります。

 

 

そしてそういった場所であれば、人目を気にする事無く

バーベキューを楽しんだり、子供と遊んだり、夫婦でゆったり過ごしたり、

などといった本来の目的も実現する事でしょう。

 

 

そんなウッドデッキをお考えの方は、ぜひお問い合わせ下さい。

 

2021.12.15:taru_nobu:[コンテンツ]