樽川技建|増子ノート

▼【ゴーヤハウス】の設計のこと

ゴーヤ、ゴーヤとばかりもてはやされておりますが、
こちらのゴーヤハウス、他にも魅力的なポイントがありますので、ご紹介します。

それは『型に捉われていない間取り!』

その中でも大きな特徴と言えば、
4人御家族で個の部屋が一つしかないこと。

思春期のお子さんの部屋が個室になっていること以外、
ご家族それぞれの定位置がありません。
(もちろん、水廻りは区切られており、定位置にはなっておりますよ)

設計当時から、ここで寝ようかしらのポイントが、だんだん移動しており、
家族と間取りの、従来のあり方とは、ひと味違う形になっております。


きっかけは、お施主さんが最初に書かれた間取りでした。
とてもオープンで、仲が良い家族であることが、
絵の中からも汲むことが出来ます。

今回、『兼ねる』ことで可能性が無数に拡がっており、
建物自体のシェイプアップにも一役二役、かっています。

通路と読書スペースとサンルームを兼ねる。
和室と寝床を兼ねる。
収納部分とロフトと寝床を兼ねる。
みんなの洋服は1箇所で、兼ねる。

一軒のお宅が、ワンルームのように映ると思います。

そこを紐解くと、現在の賃貸での暮らしを上手に、
戸建てに生かされているのだなぁ、と想像します。

時が経てば、家族のライフスタイルも変化していくなか、
対応が可能な間取り。
また一つ家のあり方を、教えて頂きました。

今回の完成見学会は、大々的に告知致しません。
3月頭に、そっと開催させて頂きます。
この機会に、是非足をお運び下さい。
お待ちしております。

設計 増子

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2011.02.02:taru_mashi

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