なあまずノート
▼(87)『読めば読むほど。』
子どもたちを〈本好き〉にする本
永六輔、永千絵、永麻理(くもん出版 2001)
永六輔さんとその娘さん2人。
家族で一番読書しているのは奥さんの昌子さんとか。
※引用
「見返りを求めない読書
・・・子どもが、知識を獲得するために本を読む、。国語の勉強のために本を読む。こういう読書も、当然あるでしょう。
しかし、、読書がすべて、何かしらの見返りを求めて行われるとしたら、とても残念です。とくに子どもの読書は、目先の「成長」や「成績」といったものが目的で、おこなわれてはならないと思います。
子どもたちには、まず、読書そのものを、充分に楽しんでもらいたい。
そのためには、ぼくたち大人が、そのつもりにならなくてはいけません。
その人が、ふっと気になったこと、あるいは、好奇心がわいてきたことを、とりあえず読んでおく。すると、何かの拍子に、かつてその本を読んだことが、まるで宝くじが当たったように、「読んでおいてよかった」という形で、その人に返ってくるんだろうと思います。そっれは、見返りとは別の喜びです。・・・
永家には、壁の書棚が本で埋まっている、というより、本の中に暮らしているというほど、本でいっぱい。
永さん夫妻が、どうやって子どもたちに本を読むのを好きになるようにしていったのか、それを娘さんたちはどう受け止めていたのか、双方向からの考察が興味深い。
画像 (小 中 大)
2011.04.15:あら
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