なあまずノート
▼死ぬ前に…
4月13日(水)、晴れ。
わが家の裏には、まだ雪が残っており、特に除雪機で飛ばした雪の山がなかなか融けない。
昨年の今頃、福寿草がだいぶ咲きそろっており、相方の祖母に見せたくて、来てもらったのだが、残念ながら小雨が降って花盛りのところを見せられなかった。
その祖母は、昨秋亡くなってしまった。
陽当たりの良いところは咲き始めている。
今年は、一斉に咲くところは少ないかもしれない。
その咲く時期は少しづつ違うものの、毎年毎年よく咲いてくれるものだ。
一昨日訪れた檀家のお婆さんは、花が大好き。
以前、公民館で毎年開催していた園芸教室に欠かさずに参加してくださっていた。
今年、85歳になるそおばあちゃんとお茶を飲んでいたら、こう言った。
「いやぁ、福寿草みたいなぁ。あどっつぁま(私のこと)、写真撮っていだなないがぁ?」
「うん、あるよ」
「ほんじゃ、おれさ一枚けんにか?!(くださらないか)死ぬまででいいがらぁ」
「ええぇ^^;、見にごんざぁい。電話よごすがら」
というわけで、約束をしてきた。
写真を上げるのはいいんだげんど、「死ぬ前に…」って言われるとなぁ。
相方の祖母は97歳だった。
檀家のおばあちゃんは85歳、元気。
だけれども、思った時にしとかないと、来年のことは誰も保証できないものなぁ。
若いからって(ばあちゃんと比べて)自分がどうなるかだってわからない。
ならば、頼まれたときにしてあげるのがいいんだべが、そう思ってしまう。
今日の陽気で、雪の消え方が早まり、福寿草は少しづつ顔を出し始めている。
画像 (小 中 大)
2011.04.13:あら
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