なあまずノート

▼潜清水

4月11日(月)、曇り時々晴れのち雨。

早朝6時過ぎにお勤めのため出かける。
かなり陽が伸びていて、朝は5時を過ぎるとかなり明るくなっている。

口田沢地内の、潜清水(くぐりしみず)という地名のところにある地域で、水神様のお祭りです。
もともとここに住んでいる、二軒の宅で祀っております。



その昔、弘法大師さんが(そうとう昔ですね^^;)旅の途中でこの地にたどり着き、坂道を汗をかいて登ってきたためのどが渇き、この地の一軒の家を訪ね、水を一杯所望された。
そうしたところ、その家のお嫁さんが、おけを持って崖を降りて川まで行き、水を汲んで大汗をかいてまた登ってきて、お大師さんに水を差し上げた。

水をいただいたお大師さんが話を聞くと、このあたりは水がなくて、こうして苦労して川からくみ上げてきて使っているとのこと。
それを気の毒に思った、お大師さんはその地域の周囲を見渡すと、裏山の方に歩いてゆき、持っていた金剛杖を地面に突き刺したところ、そこからきれいな水が噴き出した。それ以来、その地はこの水のお陰で日常の水はもちろんのこと、水田もこの水で潤すことができるようになったとのことです。

この地名は、山の中腹から突然出てくることから、潜清水となったのだそうです。


ということで、水神様がここに祀られてきています。
小さなお堂は不動明王石像が安置されており、昔はお行屋としても使われていたそうです。
その左側に水神さまの石塔があり、その下に、清水の樋が出ています。





画像 ( )
2011.04.11:あら

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