なあまずノート
▼(85)『随筆 本が崩れる』
草森紳一(文春新書 2005年)
著者の住むマンションの部屋は、本が占拠している。
主は書物のように、本棚などというものはすでにいっぱいになり、廊下であろうとリビングであろうとお風呂であろうと、床があればそこには、本の置き場になる。
その写真もなかなかすごい。
さて、地震が起きて、崩れるほどの揺れだったら、本は凶器にもなりうる。
この度の地震の際、お陰さまでわが家はお寺の方と居住スペースも被害がなくて助かった。
やれやれと思って、二階にある部屋に行くと、そこだけ大地震がきたように、本や雑誌や書類が床に散乱していた。
いやはや、ガラス扉がついている本棚からも飛び出していた。
ひゃぁ、これは部屋にいたら怖かっただろうなぁ。
しばし眺めて、一旦部屋から出て、やや時間をおいて、とりあえずそれらを片づけた。
落ちて散乱しただけで、なにも壊れていなかったから助かった。
震度5強の揺れだと、この部屋の本は落ちる。
高いところの本や書類は整理して片づけることにする。
画像 (小 中 大)
2011.04.08:あら
⇒HOME
(C)
powered by samidare