なあまずノート
▼3週間
4月1日(金)、スカッと晴れて気分よし。
世の中は、年度がわりのスタートの一日なのだ。
家のすぐ裏手のアカズモモが完全に倒れた。
雪の重みで傾いていたのが、地震の大きな揺れでダメを押されたのだろう。
根元から折れていた。
地元の郵便局に用があって行ったら、退職されたはずの局長さんがいらっしゃった。
「いやぁ、残務きちっときれいにしていがなんねもんで…」と、照れ笑いしている。
本来ならば、公認の郵便局長さんが赴任されているのだけれど、震災で東北管区の郵便局が人的にも相当な被害が出て、当面の間は人を動かすことができないのだそうだ。
後任がいれば、ある程度お互いさまということで託せることもあるのだろうけれど、約三ヶ月間は局長不在のままのためやり残してはいけない。
こんなところにも、影響が出ているのですね。
その後、市の広報化へ行くと、担当者から4月1日号の取材中の地震遭遇のお話をきいた。
奥羽本線の峠駅のところへ企画の取材に行ったら、その最中に大きな地震。
インタビュー後になんとか笑顔の写真を撮って帰路についたもののその後がたいへん。
駅に青春18キップで旅している青年が途方に暮れているところを車に乗せたこと。
山道の雪崩に行く手を阻まれ、通れなくなったところを見周りに来た建設会社の人に、重機で除雪してもらい帰ってきたとのこと。
大地震から3週間経った。
行方不明の人が1万人以上で、原発の事故の影響もあり、まだまだこれから復興への道は長い。
けれど、ようやく私たちは周囲の人から地震当日の話を聞くような機会が出てきたような気がする。
画像 (小 中 大)
2011.04.02:あら
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