なあまずノート

▼生きものたち

わが家の猫たちである。
旧式のテレビゆえ、上面が暖かいらしく、ここでよく寝ている。
まったく、安泰しきっている様子がうかがえる。

相方と、テレビニュースを見ていると、震災で被災した人たちの避難所で、時折、猫や犬が画面をチラッと横切ったりしている。
はたして、ペットや家畜というものは、どうなっているのだろうか?といろいろと話してみた。

こちらの町内に、南相馬から原発事故の関係で退避してきた家族があり、そのご家族は犬を連れてきていて、滞在した数日間も散歩をしていた。
かれらのような場合は、やはり私だって可能な限り連れていくだろう。

問題は、津波で逃げなくてはならない場合どうするものだろう。
また、なんとかペットも一緒に逃げおおせた場合、それが例えば大型犬である場合などは、避難所に一緒にいられるものだろうか?
というようなことだ。

聞けば、犬を連れに戻り、そのまま消息不明になった方もいるらしい。

家族同様にいる動物たちも、多くの命を亡くしたに違いない。
置き去りにせざるを得ないケースもあっただろうなぁ。
やはり、手を合わせるよりほかないのだろう。

私たちは、さらに妄想をふくらませ、例えばこんなペットを飼っていたらどうなるんだろう、などと、ほんとにしょうもないことを考え始めたのだが。
今の世の中だから、いろんな生き物が飼われている可能性は高い。
例えば、ワニ、トカゲ、蛇などの爬虫類。
ピラニアなどの魚類。
鳥類は。
サルなど。
または、猛獣は…。

だんだんとアホなことを考えだしたのでやめにしたのだが…。

たくましく生き残っている命もあるかもしれぬ。
が、失った命も、それ以上に、たくさんあるに違いない。
合掌。
画像 ( )
2011.03.21:あら

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