なあまずノート
▼お彼岸
昨日がお彼岸の入り。
お彼岸どころではない、というのが多くの方々の正直なところでしょうね。
さて、春分の日が中日として7日間のお彼岸の期間。
彼岸会というのが本当ですけど、こちらの岸(人間の世界)から川の向こうの彼の岸(仏さまの世界)に渡るという意味を表します。
死ということではなくて、悟りを開くための修行を積んで心穏やかな世界(仏さま)を体得するというのが、本来の意義です。
そのために、中日を挟んで前の三日と後半の三日で仏教の六つの行い(修行)である六波羅蜜多行を行います。
「布施」…自分にしてほしいことをすすんで人にする
「持戒」…悪いことをしないでよいことをする
「忍辱」…不平不満を言わず我慢する
「精進」…努力して励む
「禅定」…心の静けさを失わない
「智慧」…ありのままの真実の姿を見つめる
これを、中日を挟んだ前後六日間、意識して行動してみてはいかがでしょうか。
彼の岸→死の世界→ご先祖様
こうしたつながりから、日本ではお墓参りをしたり、実家に帰ってお線香を上げてお参りをするという習慣ができたようです。
また、春分の日と秋分の日に先祖にお参りをするという行為は、もしかしたら仏教伝来以前から行われてきたこととも考えられる風習もあり、そういった様々なことが合わさったとも考えられます。
とまれ、お彼岸を前にして大災害が起き、大きな犠牲者が出て、未だ事態の終息は見えておりません。
生きている私たちが、今、生き方をもう一度見つめ直す機会でもあろうかと思います。
また、亡くなられた方々の、まだ供養されない状況で収容されていたり不明であったりするわけです。
私どもの本山からも、地震に見舞いのメッセージがありました。
お寺で、朝などの通常お勤めのほか、犠牲者の供養と被災地の復興を願って、正午に般若心経をお唱えし、梵鐘のあるお寺では鐘を鳴らすというきおとにしております。
こんな時こそ、どうか遠くからでもよいし、ご先祖様に、亡くなられた方々にお線香を供え手を合わせてみてはいかがでしょう。
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2011.03.19:あら
[2011.03.21]
米沢は (あらあら)
[2011.03.20]
大丈夫 (hamashy)
[2011.03.20]
そちらは、どうですか?! (あらあら)
[2011.03.19]
なるほど (hamashy)
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