なあまずノート

▼(78)『品格なくして地域なし』

関川夏央、日下公人、奥本大三郎、森まゆみ、津野海太郎:著(晶文社 1996年)

帯に、まちおこし「ブーム」は終わった。と、書いてあります。

1996年は今から15年前のこと、すでにバブルがはじけてしまったあと。
リゾート開発は止まり、行政で箱モノを立てて地域文化の拠点に、というような時代は終焉していた。
さて、次なる地域づくりは、という模索の時代であったのだろうと、振り返って思い出している。

当時、社会教育とか地域づくりというような現場で、方向性が変わっていった。
簡単に言えば、ハードからソフトへ^^;
こんな単純なことでは言い尽くせはしないけれど、大まかに言えばそう違ってはいないだろうと思う。

そして、都会の真似ごとよりも、地域を見つめ直して、本当にその地方に培われてきたものをリスペクトする、という方法を考え出していたころだったろうと思う。

この著書は、すでに優れた地域文化を発信していた地方の街を訪れて訪れ、リポートし、また検討と研究をしようという試みだったろうと思う。
私も、地域活動の手がかりにと、読んだものと記憶している
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2011.03.08:あら

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