なあまずノート
▼(62)『日本の難点』
宮台真司:著 (幻冬舎新書 840円)
社会学の本は、読んでもよく意味が解らないことが多いので苦手だ。
しかし、1959年生まれで、私とほぼ同年代のこの著者が書いた本をあえて読んでみようと思ったのは、「現代を生きて行くのに必要不可欠な急所がわかるように、考えに考え抜き、これ以上はあり得ないというほど、噛み砕いて書かれています・・・」という帯の惹句を読んだからだ。
これ以上はあり得ないほど、噛み砕かれた文章…、これを理解できなければ「私はバカだから社会について考えるのはやめよう」。
とにかく読み進めることだけを考えてみた。
ほとんど理解不可能とおもわれる用語の羅列があっても、とにかく前に進む。
そうすると、するすると頭に入って来るところが多くなるから不思議。
とにかく、おしまいまで読みとおした。
なんとも、レベルの低い読書になってしまった。
この本が出たのが2009年の5月。
その年、民主党が政権を奪うことになるのだ。
それを踏まえて「アメリカはどうなっているのか」と「日本をどうするのか」のそれぞれの章を読むとなかなかその後日本社会の動きというものが興味深く感じられる。
画像 (小 中 大)
2011.01.14:あら
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