なあまずノート

▼J米沢市簗沢大台原の草木供養塔

米沢市立三沢東部小学校グラウンドの南側、道端にしっかり管理されているように建っている。

おおよそ1mながら、厚みのある大きな自然石。
碑面には、「草木供養塔」とたいへんはっきり力強い文字が刻まれている。
文政六年二月、三簗沢村。
文政六年は西暦1823年。三簗沢とは…、東沢と西沢とどこであろうか?

この草木供養塔の後面と側面に、建立の趣旨と建立の世話人の名前が書いてあること。
私ははっきり読み取ることができないが、既に三沢地区で調査されているはず。
三沢地区では、早くから草木塔に関心を持っている人がいらっしゃって、研究や整備が進んでいる。
旧三沢公民館にも新しい草木塔を建て、環境を守る地区、という宣言を二十数年前に行っているはずだ。

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この草木供養塔は、米沢市の有形指定文化財になっている。
建立の趣旨が書き記されている初めて塔、そういう意味で大変重要だ。

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小学校の正門の通りにあるから、きっといつも多くの人の目に触れているだろう。
道路の向かい側には、老人介護施設や保健施設などがある。
ここは、なかなかいい場所である。

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2010.12.11:あら

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