なあまずノート

▼生活者大学校

27日(土)、晴れ。

川西町の小松を主会場にして行われた『生活者大学校』に、スタッフとして参加した。

1988年に第1回が開かれてから、今年で23回目になるイベント。
翌日28日の午後まで、一泊二日である。
今年は、「農村から生命を考える」というテーマを掲げて、講義があり、交流会などのイベントも準備されている。

生活者大学校について、今年のパンフから引用してみる。


遅筆堂文庫「生活者大学校」は、1988年8月に開校。校長に井上ひさしさん、教頭に山下惣一さんをお願いし、毎年一回のペースで開催してまいりました。農業と食糧の問題を基本に、憲法、文化、スローフードなど、時代を先取りしたテーマを、そのテーマに最もふさわしい講師をお招きして、掘り下げてまいりました。
今年の4月、井上校長がなくなってから、多くの皆さまにご心配や励ましをいただきました。
「生活者大学校」は、「図書館」や「劇場」とともに、遅筆堂文庫の大きな柱です。井上校長が教壇に立つ姿は、もう見ることができなくなってしまいましたが、その志を引き継いで開催してまいります。「生活者大学校の精神」は生きつづけます。


というようなことから、井上ひさしさんの存在が大きな求心力となっていたわけで、今後どうなるのかという不安の中での今年の開催になったことだろう。
関係者を含め、120人の参加者があった。

会場は川西町農村環境改善センター。

私は、実際に関わるのは初めて。
始まった当初から関心を持っていたものの、仕事に就いていた関係上、今までどうしても参加できずにいた。

今年は、まる二日間の日程をなんとか開けることができた。

米沢駅から米坂線の列車に乗って来る、都会からの受講者の皆さんをお迎えすることからスタート。
幸い、この時期として最高ともいえる天気。
小春日和のお昼、ゆっくりと走って来る列車を迎えた。

開校前に、この日に合わせて準備されてきた川西町フレンドリープラザの図書館に新設された「井上ひさし展示室」のオープニングイベントがあり、そこに参加後に会場に移動。


初日は、池田清彦さん(早稲田大学教授・生物学者)の講義と全体交流会。
講義はほとんど聴くことができた。
話題が多方面に走って、戻ってはまた拡散し、というかなり刺激的なものであった。

講義終了後、全体交流会。
遠くは北海道から参加している人もあり、改めて、この地にこの生活者大学校に何かを求めて来ている人がこんなにもいるということを感じた。
画像 ( )
2010.11.29:あら

HOME

(C)

powered by samidare