なあまずノート
▼(52)『お葬式の雑学』 〜意外と知らない「死」のマナー〜
市川 愛:著 扶桑社新書
所かわれば、風習はそれぞれ異なる。
お葬式にまつわる、日本全国これだけ風変わりなしきたりがある、というお話がいっぱい。
「葬儀相談員」という職業を作って、葬儀に関する悩みや不安に対応する、ということをやっておられる。
ところが、実際にちょっと離れた町へ行ってみると、そこそこでしきたりが異なっていて、自分のところのやり方が通用しないことがある。
そんな体験を通して著者は、その土地のやり方に学びながら、葬儀に関わっている。
自分の体験として、福島県だったか栃木県だったかはっきり覚えていないんだけど、霊柩車のマイクロバスに乗っている人が、みんな頭に白い三角の鉢巻き状のものを付けているのを見てびっくりしたことがある。
また、群馬県の田舎で、やはり白い三角を付けた人たちの歩いての葬列に遭ったことがある。
その土地の方は当たり前なんでしょうけど、初めてそれを見た私にはそうとう奇異に感じたものです。
そうした私たちの土地柄で、火葬を葬儀・告別式の前に執り行うのは、全国的に見れば少数派で、「おかしなことをするもんだ」と思われているに違いない。
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2010.11.11:あら
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