なあまずノート

▼E 米沢市赤芝の草木供養塔

米沢市内から小野川温泉に向かう途中に赤芝というところがある。
そこに、龍性院という真言宗の古刹があり、境内の一角に建っている。

この草木供養塔は、1801年(享和元年)8月15日と刻まれており、最古の草木供養塔が建立された1780年から、20年余りしか経過していない古いものである。

しかし、見つかったのが遅くだいぶ遅く、平成5年にこの地に遷座されたものだ。

なんでも、赤芝近くの河川の工事の際に、河原から発見されたと聞いている。ただし、草木塔が存在することは気が付いていた人もいるらしいのだが、その件も含めて確認をしてみたいと思っている。

平成5年8月15日に地区の有志によって遷座供養が行われ、龍性院のご住職によりこの地に建立がなった。
その後も毎年供養が行われているようで、今年も5月に供養が行われ塔婆が立てられいた。

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お寺から小道を挟んで向かい側には、置賜三十三観音の二十五番札所の聖観世音のお堂がある。
最近、置賜三十三観音の整備が進んでいるが、この観音さまも周囲の環境もよく、受け入れ態勢も出来上がっている。
龍性院様が別当になっており納経もそこですることができる。

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また、お堂の後方の山裾には羽黒神社が祀られている。
この前の画像でも確認できるだろうか?
山の中腹に、山門から拝殿、そして本殿と立派な建物が残っている。
以前は、近所に宮司さんが住まわれていたようなのだが、現在はどうなっているのだろうか。


この近辺は、旧三沢村の役場があった場所でもあり、どうも、人や神仏が集まる、特別な場所であったのかもしれぬ。

そんな事を想像してお参りをしてきた。
画像 ( )
2010.10.22:あら

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