なあまずノート

▼儀式

おはようございます。
今朝は、晴れ間が出て、天気が回復してきたような田沢です。
農家の方は、田んぼが乾かないと、稲刈りに入れないで、気をもんでいらっしゃるようです。
皆様のところではいかがでしょうか。


さて、昨日は檀家さんの火葬と告別式。
朝9時からの火葬なので、8時過ぎには猫に見送られてお寺を出て8時半前には火葬場に到着。

山形県、もちろんここ米沢あたりでは、火葬を終えてから告別式という流れです。

全国的には、告別式を終えて火葬という順番の方が多いようですね。

そして、午後1時半から告別式。忌中法要、檀払いとつつがなく終え、午後5時前には帰宅することができました。

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ご葬儀というのは、当たり前のことですけれど、事前の準備というのができないのが普通ですから、どうしてもバタバタしたことになります。
自分の思うとおりにできなくて、後から「あぁすればよかった、こう言えば良かった」という思いをする人が多いようですね。

時間の問題がありますので、ある程度のスピードで、喪主になった方は物事を決めていかなければならないので大変です。
隣組の皆様との関わりもありますし。

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先日、NHKで現代の葬儀事情についての番組がありました。
突然夫が無くなってしまった中年の女性が、自分のしたいような葬儀をして夫を見送ってあげた、という実話体験を再現映像で流していました。

奥さんの気持ちは解るような気がいたしました。
病院から葬儀社に連絡すると、あとはもう葬儀屋さんのペースで事が進み、お寺さんの事情に合わせ、日程も内容も考える暇もなく突き進んでいくのですからねぇ(−−;

その奥さんは、昔からこうしてきたということを省き、知らせもごく身内だけにし、じっくりと亡骸になって帰ってきた無言の夫と対話し、しっかりと悲しみ別れるのでした。

こういうこと、やりとおすにはけっこうパワーが必要なのです。
奥さんの気持ちもわかるような気がします。

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ただし、全面的に肯定できない部分もあります。
映像を見ての判断になりますけどもね^^;

こういう葬儀をするという判断が、奥さんの判断だということ。
夫と、できれば元気なうちに、どういう弔いをするか、ということはなかったようです。もちろん、病床に就いてからは、話しにくかったでしょうからね。
可能ならば、ある程度の中高年になったら、話題として考えてもいいんだろうなぁと私は思っています。

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お寺と檀家さんの関係として、多くの皆さんと関わり合っております。
普段の会話の中で、葬儀の話をすることもあります。
でも、大多数の方とはなかなか突っ込んだ話まですることはできないものです。

また、私と住職でも意見が異なる場合もあり、この調整に苦労することもあります。

けれど、できるだけ喪主になる方が、いい見送りをできたと言えるように話し合いをしてゆきたいと思います。

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2010.09.24:あら

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