なあまずノート

▼悪人

おはようございます。

昨夜来の雨が朝のうちに上がり、曇りの田沢です。
皆様の方ではいかがでしょうか。

老猫になったトコ。
昼はそとで昼寝をしたりしていますけど、夕方から気温が下がってきていますので、家の父親が座っているところに来てネジネジと膝の上に座ったりしているようです。

暑さ寒さも彼岸まで。

まさにそんな季節になっています。

実際の温度は、春彼岸に比べてみると秋のお彼岸はだいぶ高いのです。
けれど、暑い季節から移り変わると、なんだか寒いような感じがいたします。
人の感覚ってそういうものなんでしょう。

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昨日のタマ^^;
だいぶ、大人顔になってきましたねぇ。



ところで、昨夜、急に思い立って、山形の映画館で「悪人」をレイトショーで観てきたんでした。
今、話題になっていますね。
これは原作の吉田修一さんの小説が朝日新聞の夕刊で連載されていて、その当時から人気があったんだそうですね。知りませんでした^^;

福岡、佐賀、長崎という地方都市の片隅で、ちょっとしたきっかけで殺人を犯してしまった青年と、出会い系サイトで知り合った女性との逃避行が軸。
そして、殺された若い女性とその親、殺人を犯した若者の祖母ら、若い女性が殺されるきっかけを作った若い学生。
それぞれの視点で、細切れにストーリーが進んでゆく。

観終えて、モントリオール映画祭で主演女優賞の深津絵里はいいなぁなんて単純に思っちゃいました。

でも、殺された若い女性の言動は、殺されても仕方ないだろうなぁというぐらい、軽薄なものでした。
その親(柄本明)に、この映画の言いたいことを言わせています。
でも、この両親からこんな娘が…っていうのがあって、悲しみ苦しみは理解できるものの、なんでって感じがしてしかたなかったなぁ。

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私は、残念ながら出会い系サイトというものを利用したこともないのでなんともいえないのではありますが。
どうなんでしょう、今、普通にこういったことで異性と出会う機会をもたれているのでしょうか?!


悪人。
きっと一方的に殺人を犯してしまった者だけが悪人というわけではない。
いたるところに、善人ぶった悪人もいるにちがいないのでしょう。

いささか重い気分と、「ありえねぇ、あれはあり得る」、そんなことを考えながら帰途についたのでした。


若い学生の軽薄さも。



画像 ( )
2010.09.22:あら

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