なあまずノート
▼Number761 アスリートの本棚
「アスリートの本棚。」 読書が彼らを強くする
この特集には惹かれました。
表紙を飾っている、サッカーの長谷部誠「読書で心の筋肉を鍛える」
これができるのかどうか、わかりませんが面白い。
読書で早く走れるようになるか
試合に勝てるようになれるか
人より強くなれるのか
さて、どうなんでしょうね。
ここに登場するのは、一流のアスリートたちですから、その人たちがそう言うのであれば、「そうなのかもしれないなぁ…」とも思えるのですけども。
読書とスポーツの因果関係を立証しようとした特集では、けしてないので、目くじらを立てるわけではありません。
そうした中で、「親や恩師は何を読ませてきたか」というところで、体操選手の内村航平選手の母親が、内村家で営むスポーツクラブで、母親が息子の航平にしてきた絵本を使った読み聞かせと絵合わせゲームを、レッスン中のプログラムに必ず取り入れている、というのがある。
これは、読書、或いは本を使ったトレーニングによる効果を狙ったものとして面白いのではないかと思う。
読書は、確かに頭の中のトレーニングになるのではないかと思う。
私たちの身体は、機械ではないのだから、考える力とか精神状態によってコントロールできるかできないかという部分はあるにちがいない、という感覚は持っている。
だからといって、読書で急に速く泳げたり走れたり、速いボールを投げられたり、ということではない。
三浦しおんと増田明美の対談も面白い。
特にスポーツをしないものが時間をかけて、その感覚について取材をして表現する。
片や、身体でその表現をできたアスリートが、その感覚を表現することができた。
そのことに、嫉妬を感じるというのは納得であります。
今回の特集は、Numberとしてはかなり面白いと思った。
画像 (小 中 大)
2010.09.16:あら
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