なあまずノート
▼D 米沢市口田沢 上屋敷の草木供養塔
1800年(寛政12年)8月15日に建立と記されている。
この草木供養塔は、東側公民館という地域公民館のある場所の一角に、他の石塔や祠などと並んで立っている。
薬師如来を安置するお堂があり、このお堂と集会所施設(公民館)がつながっている。
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ここへの入り口には、立派な石の鳥居が建っている。
お薬師様のお堂なので、鳥居というのも不思議なのだが、その理由がよくわからない。
草木塔の碑面には、供養導師としてだとおもわれる、瑞林寺というお寺の名前が書いてある。
瑞林寺は、ここから中山峠を小野川方面に越えた簗沢地区屋敷という集落に現存するお寺である。
ここの、お薬師様の別当を務めており、後々、米沢市内の観音寺が別当を務めるようになったと思われる。
ちなみに、両寺院とも田沢寺と同じ真言宗醍醐派に所属している。
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この場所は、小樽川に近いところに位置しており、市道館山〜湯ノ花沿いにある。
昔は、こちらが田沢地区の主要道路と考えられており、小野川に向かう市道中山街道線との交差路からほど近いところにある。
平成9年には、米沢市の有形民俗文化財に指定されている。
画像 (小 中 大)
2010.08.28:あら
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