なあまずノート

▼天の罰

昨日8日は、大荒沢不動尊の登拝日。

午前中プチお精進をして、参拝です。

昔から、大荒沢のお不動様に参拝する時は…ということで、田沢の人に言い伝えられて来ていることがあります。

なまぐさを食べていかない。(肉・魚・卵といったもので、材料として使われているものもふくむ)
身内に不幸があった場合、一定期間お参りをしない。(概ね四十九日まで)
女性は産後、または整理中は遠慮する。

などなどであります。

もう、「今時こんなことっ!」て叱られそうであります。


現代では、所謂、忌避という考え方はだいぶ緩くなってきていると思います。
不浄という観念が、昔と今とではかなり違ってますからね。

ただ、私は(私の家族も)、登拝に際して肉・魚・卵は食しないと言いうことを一応の約束事としています。

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田沢の多くの人々特に山仕事をしている人に、篤い信仰を得ていました。
山に入って天候が急変したり、ちょっとした事故があると、「誰が、なまぐさしてきたんでねぇが!」って言って、「中に、じつは朝、卵食ってきてしまった…」などということがあったそうです。

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さて、昨日お堂に行ってみると、鍵が壊されて、入口の扉が開いている状態になっていました(ーー;
中を確かめると、幸い、いたずらやご本尊様がなくなってたりはしてません。
お賽銭箱を確かめると、全く、入っていませんでした。
山の中のお堂とはいえ、だいたいいくらかは入ってますから、お賽銭狙いだったのでしょう。

時々あるんですよ。

少々のお賽銭をここまで来て盗むのですから、子どもではないだろうと思います。
けど、たぶんお金に困って盗ったのでしょうから、こんなことまでしなくちゃならないって状態だってことが、もう、祟りを受けているようなものです。

もし、仮にこれが面白半分のいたずらであるならば、必ず、見に見えない力で罰せられるに違いありません。

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周囲の草むしりをしていたら、ザァーと強い雨が降り出しました。
うむむ、今日はなにか、うっかりしてしまったことがあったかなぁ?!
そんなことを想い想い岐路についたのでした。

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2010.07.09:あら

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