なあまずノート
▼一般道の旅K 能都町〜珠洲市
能都漁火ユースホステルはほんとに海のそばだった。
ガイドブックには、「玄関から海まで3歩」と書いてある。
おおげさではなく、そんな感じ。
ペアレントのおっちゃんは現役の漁師でもある。
そのとおり、翌日は早朝漁に出て戻ってきた。
4月の半ば過ぎで、シーズンはずれでもあるせいか、私たち以外の客はもう一組だけ。
夕暮れの7時頃にユースに着いた私たちは、ぎりぎりで夕食に間に合った。
期待通り、美味しい海の幸をいただくことができた。
もう一組は、シンガポールからやってきた夫婦。
男性はシンガポール人で相方は日本人。
私と同じぐらいの年配だろうか。
名古屋から自転車ツーリングでやってきたとのこと。
「夫はお腹の調子が悪いので…」と、少し早目に席を立った。
彼女の方は、食後、私たちと話をして過ごした。
翌日はどこに向かうか、という話になった。
彼女はお料理が好きで、珠洲市へ行っての料理用の七輪を作っているところを訪ねるという。
なんでも、日本で唯一、珪藻土を掘り出して七輪を作っている工場があるらしい。
私たちも、とても気になって、どうせここまで来たのだから、能登半島の先端にある珠洲まで行こうじゃないかという気になった。
翌朝、窓から朝日が昇るところを真正面で見ることができた(表紙の画像)。
[画像]
早朝、海端を散歩した。
漁火ユースホステルは、小さな入り江に隠れるように建っている。
朝食を、また夫婦二組 4人でいただき、間もなくシンガポールから来た自転車の二人組は出発していった。
男性は、腹の調子もすっかり回復したそうだ。
私たちはすこしゆっくりと過ごし、「行ってきます」と出立。
ほんと、またここには来たいものだ。
[画像]
私たちは、能登半島のほぼ先端部にある珠洲市を目指し、海端の道をゆっくり車を走らせる。
時々、車を止めて休みながら。
自転車の二人には追いつかないようだ。
かなり、アップダウンのある道なのだが、彼らはそうとう走りこんでいる。
軍艦島で一服。
軍艦巻きにも見えるなぁ。
間もなく、珠洲市に入るところである。
画像 (小 中 大)
2010.04.03:あら
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