なあまずノート
▼お念仏
今日、18日はお彼岸の入り。
春分の日(中日)をはさむ7日間がお彼岸の期間です。
お盆のように、実家を目指して大移動というような大騒ぎにはならないようですね。
ご先祖様の供養に、実家の仏壇にお参りしたりして過ごす人が多いようです。
よくテレビで、お彼岸にお墓参りの様子が季節の風物詩のように流されます。
こちら雪国田沢では、まだお墓参りは雪があり、たいていの年はできないで状態ですから、お寺さんに参ったりします。
わが田沢寺(でんたくじ)のお彼岸行事は、中日の午後、お念仏講が開かれます。
近所のおばあちゃんやお母さんが三々五々お寺に集まってきて、大きな数珠をまわしてお念仏を唱えます。
その時間はおよそ1時間。
そして、お念仏を終えると、少々の食べ物を準備し、お茶を飲んでゆっくりと過ごしていかれます。
これは、檀家とかそうでないとかは関係なくて、集まります。
特にご案内もしていないのですが、普通に集まって来られます。
ご先祖から、私ども今生きる者に受け、そして次の世代へと引き渡す。
ゆっくりとまわされる数珠は、そういうことを感じさせてくれます。
「みんなおぐりめぐりなんだぞ、あはは」と子どもの頃からばあちゃん達に言われてましたっけ。
子どもの頃は、なんのことだかちっとも解らないでいましたが、年を経て、だんだんと解ってきかけたような気がします。
「なむあみだんぶつ…なむあみだんぶつ」と延々と繰り返します。
もちろん「南無阿弥陀仏」のことなんですけど、節がついて、「なむあみだんぶつ」になります。
3月21日(日)午後1時、田沢寺でです。
興味のある方はどうぞおいでください。
終了後に会費500円〜1,000円を集めて懇親の場になります。
2010.03.18:あら
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