なあまずノート
▼「食堂かたつむり」
久しぶりに小説を読みました。
小説を読む体力みたいなものが落ちていて、手が出なかったのですけども。
すすすっと、読むことができたのは、平易な表現で、舞台設定がとても身近に感じられあまりこ難しい言い回しなどがないからではないかとおもいます。
大人の童話(っておかしいですね)のような物語という感じでしょうか。
それでいて、ところどころに生々しさ、人の行為や言葉なんですけれども、そういったところもくぁるので、空々しくもなっていない。
都会で恋人も何もかも失って、ふるさとの山里に帰り、天敵のような母親のもとで周囲の暖かい人の助けもあって、一日一組限定の食堂をはじめる若い女性。
彼女の目で物語が進む。
その母親の病をきっかけとして、子どもの頃から今までの絡まったことがことが謎解きのように目に見えてくる。
読後、一日限定の○○をしてみたいなぁ、単純に思っちゃいました。
その日、自分が作ったお料理を食べてくれるその人のことを思い、心をこめて準備する。
素敵です。
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2010.02.05:あら
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