なあまずノート

▼小説を読む季節

やっと本を集中して読める季節がやってきました!
ちゅーことで、毎晩、ここ最近読めずにいた「小説」を読んでいます。

どれも、「愛」がテーマ。
YAの人気作家アレックス・シアラーの『スノードーム』。
嫉妬のあまり、好きな人を小さなドームに閉じ込めるという愚行をしてしまった男の哀しく、切ない物語。人間って、ホントこういった醜い気持ちを持っているよね。
角田光代さんの本を立て続けに。
『八日目の蝉』
蝉は七年も地中にいて、七日間だけ地表に生きて死ぬ。もし、八日間生きることができたら、見なくてもよいことも、感じなくてもよいことも知ってしまう。でも、八日間生きたとしても、それはすべて悲しいことだけではないのだ。かつての恋人だった男の子供を誘拐し、捜査の手におびえながら、子どもを育て、愛する。

シアラーの本も、角田さんの本も、一人の人間の愚行により、周りの人間すべての運命が変わってしまったという点で、似たものを感じました。「愛する」ってキョーレツ。

『くまちゃん』角田光代
二十代〜三十代後半までの、フラレ小説。仕事と恋愛。それらが微妙に重なり合うお年頃。自分がなりたかった、やりたかった仕事をしている人間に、人はあこがれをもってしまうお年頃でも。リアルな恋愛模様です。

小説、最近読んでいなかったけど、やっぱ、いいよね。

画像 ( )
2009.09.02:kuma

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