多田耕太郎BLOG
ログイン
淡い朱を浮かべ膨らみかけているダイアナブライト
ダイアナブライトの膨らみかけてから成熟するまでの様子は、初々しい少女が成長していく過程を連想してしまう程、デリケートで近寄りがたい気品さえ感じさせます。この品種の来歴をひもとくと、山辺町の苗木育種業者の佐藤光之助さんが、英国のダイアナ妃がご成婚為された年にそれにちなんで品種登録されたのです。苗木販売の際には、国産さくらんぼ中、最大級に粒が大きく豊産性で、食味もすこぶるよい、といわれ多くのさくらんぼ栽培農家が苗木を購入し、栽培に意欲を持ったようです。私の父も苗木を購入し育てた一人でした。でも、樹が成長し結果するようになるまでの期間を佐藤錦に比べると数年遅く、その上佐藤錦と同じような栽培管理をしたのでは豊産性の品種とは言い難い上に、成長する枝もじゃじゃ馬的で、剪定には苦労するのです。尚且つ、さくらんぼの樹にとって大敵のウイルス性の樹脂病という病気に感受性が高く、せっかく育て収穫時期を迎えた十年生位の多くの樹の枝や樹全体が枯れ死してしまったりもしました。そんな品種ではあっても、確かに実った果
実はとても大きくすばらしい食味でした。しばらくは山形県の奨励品種にもなっていましたが、偶然でしょうが、あのダイアナ妃が離婚し亡くなられた頃にはこのダイアナブライトを作り続けている人は数える程になりました。でも私は、敢えてこの品種にこだわり作り続けて行こうと思っています。物語には続きがあるし、それを創りたいとも思っているからです。
2010.06.21:
多田耕太郎
:count(3,376):[
メモ
/
ブログコンテンツ
]
copyright
tadanoen
powered by
samidare
ダイアナブライト
ダイアナブライトの苗木は売っていただけますか。
2022.06.17:前田治:
URL
:
修正
/
削除
▼コメントはこちら
名前
件名
本文
URL
画像
編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。
手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。
※ 投稿後、すぐに反映されます。
ブログコンテンツ
多田農園公式サイト
中国 東北地方旅行記2010
ケータイサイト
プロフィール
問い合わせ
ALL
メモ
メール
アンケート
カレンダー
ブックマーク
マップ
キーワード
スペシャル
プロジェクト
ログイン
All Rights Reserved by 多田農園
powered by
samidare
ケータイサイト
問い合わせ
プロフィール
Powered by
Communications noteβ