多田耕太郎BLOG

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収穫から約一ヶ月間、専用冷蔵庫で 保存した「レーニア」です。食べてみましたが、食味も外観も採りたてと変わりません。
十六日に箱詰めして、発送します。
中国を旅行中も、冷蔵庫の中の品質が変わらないか気掛かりでしたので、今日、早速試食してみたところです。
先月、申し込みをいただいた方にも間違いなくお送りいたします。
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八月二日から、今日十二日まで、中国の長春を起点に、白城市、四平市、通化市、集安市、沈陽市、大連市、延吉市、揮春市、敦化市と、延長距離で約3000kmを回ってきました。 夏休みというよりは、ハードなチャレンジ旅行のようでしたが、それぞれの町で新しい刺激や、感動を味わえて有意義な旅だった、と帰って来て思っています。
加えて、今回の旅の同伴をして通訳をしていただいた、ハンナ先生に感謝しています。
旅の記録は改めてブログに書きたいと思います。

今月の10日以降雨らしい雨が降らず三十度を超す日がずっと続いています。灌水設備がフル稼働の毎日です。
この時期、高温が続くと翌年は双子果が多くなります。丁度今が来年の花芽の形成時期なので、出来かけた花芽に高温や水分不足のストレスがかかると本来一本だけの雌しべが二本ないし三本も形成されてしまうのです。
どのくらいの割合で双子果が出来ているのかは、来年の春にならないと判別がとても難しいので、今はせっせと灌水し、なるべく、ストレスを和らげようと努力するのみです。
三十三度を越す真夏日が続いています。
最高気温となった昨日の午後二時過ぎに、草刈り作業をしていた、吉岡君が熱中症で倒れてしまいました。
一緒に作業をしていた黄君が「吉岡君が倒れた。」というので、エアコンを効かせた作業室に運んで二時間程氷枕をして横になってもらいました。
一時は、意識が朦朧として、とても心配したのですが、五時前に元気になって帰りました。
真夏の畑作業は、早朝か夕方にしないと能率も上がらないし、今回のように危険が伴うことがあります。
ともかく、吉岡君が無事だったことと、作業工程の見直しをする事ができてよかったと思っています。

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「紅姫」というブランドで来年から真夏にさくらんぼを販売しようと計画しています。
昨年は山形大学農学部の村山教授の研究室で保存試験をしていただきましたが、今年は当園の冷蔵庫で保存試験をします。
写真に写っている上段の箱入れの物は今月中に販売する桐箱入りの紅秀峰や紅てまりです。下段のコンテナに入っているのが、MO包材という特殊なポリフィルムでラッピングされたバラ詰め状態のさくらんぼです。昨年は七月六日に約十キログラムのさくらんぼの保存を始め、八月六日に取り出し低温作業室で桐箱に詰めて吉村山形県知事と小和田恒国際司法裁判所長に贈呈し召し上がって頂きました。
今年は七十キログラムのさくらんぼを保存し、八月十六日に取り出し、各方面の方々に贈呈試食していただこうと考えています。
品種は、紅秀峰、紅てまり、大将錦、レーニアなどです。
先月末に「紅姫」の商標登録の申請も認可されましたので、当園独自の基準で選び抜いた物を、真夏のさくらんぼとして認知していたたければと思っています。
ブログをお読みいただいている方々に、少量ですがプレゼントしたいと思いますので、ご意見を添えて、ホームページのフォームよりご連絡いただければうれしいです。

ホームページのフォームはこちら

採り残されていた、レーニア、ナポレオン、ゴールドキングなどの品種の収穫を最後に、今日すべてのさくらんぼの収穫が終了します。収穫し終えたそれぞれの樹を見渡すと、早く養分や水分を欲しがっているように感じられます。雪解けの頃から蓄えてきた力を全て出し切った疲労のようなものも感じられ、動物に接するような愛おしささえ覚えます。
明日は、被覆している雨除けのポリフィルムを剥がし、たっぷりと水分を与え、お礼肥と呼ぶ、即効性の肥料を与えます。
毎年のことですが、この時期は、祭りの後のような寂寥感に包まれて、眺める樹々までがうら寂しく弱々しく見える一瞬があります。
梅雨明け前に、後片付けや消毒、除草を終えると、一気に夏の盛りに青青とした樹々に返り咲く様子を想像しながら、一本一本の樹ごとに、語りかけるように点検するのが、今日から私の朝の仕事です。
四年ほど前から、さくらんぼシーズン中には、前庭にこの二宮金次郎の石膏像を飾っています。初めて訪れたお客様方のほとんどの方が、どうしてここにこの像が二つもあるのですか、と訊ねられます。
四年前に、妻が東北芸術工科大学から貰い受けてきたものです。顔立ちや全体の雰囲気が息子のイメージに重なり、気に入って置いています。石膏像ですから、いつか痛んでしまうかもしれませんが、大切にしたいと思っています。
今、息子は大学院で近代日本文学の勉強をしていますが、小学生の頃、毎日学校に通う道々、ドラえもんやいろいろな漫画本を読みながら歩いていた姿に重なるのです。
息子は今、自分の目指す道にまっすぐ進んでいると信じていますから、この、石膏像をそばに置いていると、励まされたり、希望を持って仕事に励むことが出来るような気持ちになります。
息子のプロフィールが紹介されている、山辺町の広報紙を見ることができます。
親バカと思ってご覧ください。→ PDFをダウンロードして見る


桐箱にさくらんぼを詰めるときは、底蓋を外し、逆さ詰めにします。仕上がった後に、底蓋を釘打ちし、上蓋を取って点検します。吉岡君は、詰め方作業をしている女性の中にたった一人の男性として張り切って作業に励んでいます。一個ずつ点検して、彼のメカネにかなったものだけが出荷にはります。
今日収穫する予定の、予約のあった佐藤錦の特選品桐箱入りが品種の変更や期日遅れで、少し余りそうです。最後ですので残したくはありませんからブログをご覧の方に割引処分をしたいと思います。十キロ分位を好みの桐箱に入れて半額でいかがでしょうか。
お問い合わせフォームからか、電話で連絡いただければ対応いたします。

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今日、七月九日で、一部の注文分を残して、ほぼすべての佐藤錦の収穫が終わります。約十二日間で三千キロの佐藤錦を収穫したのですが、今年は思いの外着色が不揃いで、なかなか酸味も抜けず、一気に収穫といかず苦労しました。今日から紅秀峰、南陽、の収穫を始めました。あと一週間ほどまだまだ気の抜けない日々が続きます。

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二日から、収穫が遅れて配送がまだ半分ほどまでしか達していない上に、ゆうパックの遅配のニュースが流れたのが重なって、電話が鳴り続けています。私のところでは、約三千軒の配送先がありますが、そのうち約六百軒分の配送をゆうパックに依頼しています。残りの配送はすべてヤマト運輸で配送してもらっています。いずれか一社に統一したほうが私にとっては効率的ですが、お客様の中に郵便局関係の方々もたくさんおられるので簡単にはやめる訳にはいかない事情があります。発送についての事務処理システムはヤマト運輸のものを利用しているので尚更です。
今回の状況をニュース等で見聞きしていると、私のところを担当している山形南局のMさんの誠実な対応と組織としての郵便事業会社の対応に大きな隔たりがあるように感じられます。痩せているMさんがますます痩せて、対応の声も消え入るように謝り続けている姿を思うと、心が痛みます。

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いよいよ佐藤錦の最高級品が仕上がりました。平年に比べれば一週間の遅れ、去年に比べれば約二週間の遅れです。
お客様から、「多田さんのさくらんぼが遅いので、お店から買って食べたけれどちっとも美味しくなかったわ。」とか「他の人から届いた物は全くこれが佐藤錦かしらと思うほど今年は良くないですね。」などという声がたくさんありました。実際、当農園のさくらんぼ(佐藤錦)も、6月25日以前の物は全然美味しくありませんでした。スーパー関係や、贈答を専門に扱っている販売業者さんにとっては、前払いで料金をいただいている都合上、六月中に発送しなければならない制約が生じるために、美味しくない物の早期出荷になってしまったようです。
とにかく、酸味が抜けるまで待たなければならないのに、待てない消費者心理と早期出荷をすると多少市場価格が高いという生産者の思惑から所謂、粗悪品が出回ったのが今年のさくらんぼ業界の流れです。
本当に良いものを作るということは、多大なリスクを抱えても敢えて挑戦することだ、などと考えながら、しっかりとした物になった佐藤錦を眺めている朝です。
昨年より10日遅れで、ようやく通常の収穫作業が27日から始まりました。昨年は26日には佐藤錦の収穫はほぼ終わっていたので、大変な遅れとなりました。昨日、今日とお叱りの電話が立て続けに鳴り、対応に追われました。いきなり「忘れているのかい!最後のぶよぶよになった物を送るんじゃないだろうな!」とか「早めに送って!と言っていたのにまだ届かないのですが何か事故でも有ったのでしょうか」などといった内容の電話でした。ご注文を承った際には殆どのお客様に対して、今年の状況を説明申し上げたつもりでしたが、ここまで遅れてしまうと、行き違いが生じてしまったようです。何しろ、昨シーズンは終了していた日から今年は収穫が始まった訳ですから、私自身も様々な段取りが狂い手当てに追われているのが現状です。

ようやく膨らみが最大に近くなりました。一粒食べてみましたが、味の方はまだ未熟ですが、とてもさっぱりした美味しさを感じました。
今日も、三十度を超す気温になる予報が出ています。四時の気温が十九度、昼夜の寒暖差としては申し分ないのですが、どうも進み具合がよくありますせん。
今日から、本格的な収穫作業の開始です。
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