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中国 東北地方旅行記その16(寧安市鏡泊湖周辺周遊)
朝食を済ませると、黄君の小学生時代の恩師だったという、曽さんが車で迎えに来てくれました。
曽さんはまだ四十才で七年ほど前に教師を辞めてインターネット関連の仕事をしているそうです。昨年買ったという黒塗りのトヨタカローラはまだ新車の匂いのする車でした。
黄君によると、曽さんに、今日はこの周辺の案内をしてもらい、夕方にハンナ先生を牡丹江まで送ってもらい、明日は私と黄君を、長春の空港まで送ってもらうように頼んだのだそうです。
黄君が、鏡泊湖北部の地下森林公園に行きましょう、といって出かけました。
私は事前に下調べをしていなかったので、地下森林とはどんなものなのか見当がつかなかったのですが、いざ行ってみると火口跡の巨大な窪地に原生林があって、その中に散策路が整備され、高低差100mくらいを降りて洞窟や大木を見学するというところででした。約3時間かけて散策路を一周し、かなりハードな見学コースでした。
鏡泊湖そのものも、1万年ほど前のこの地下森林公園を火口とする噴火によって牡丹江がせき止められて出来た湖なのだそうです。
その後、鏡泊湖観光の正面入り口前の集落にある、三年前に宿泊した食堂兼旅館で昼食をとりました。
三年前は8月の半ば過ぎだったせいか、客も疎らだったように記憶しています。
今年は鏡泊湖の入場口へ向かう車がとても多く、ほかの店の前にもたくさんの車が停まり、賑わっているようです。
やはり、三年前よりは中国の庶民の生活が豊になってきているのだとも思いました。
昼食の後、40㎞ほど北の寧安市渤海鎮にある興隆寺を見学に行きました。興隆寺は以前にも見学したのですが、三年前は渤海国のことをまったく知らないまま見学して素通りしてしまったようなものだったので、今回は、改めて古代史を少し勉強して、高句麗と渤海の繋がりや古代日本との繋がりも何となく感じながら見学することが出来ました。
四時過ぎに鏡泊の香賓旅店に戻りました。
黄君の両親が住んでいる養魚池のほとりにある家で夕食をご馳走になる約束をしていたので、鏡泊から湖の対岸にある黄君の両親の家まで黄君のお兄さんが運転するピックアップトラックで約6㎞の道を行きました。
写真は黄君の両親が管理している養魚池です。この写真の右手に両親が住む15坪程の家があります。
三年前もここを訪れたのですが、そのときは私の母と、横浜のYさん、山形のHさん、それに通訳のイン先生の5人でした。
三年前の風景で忘れられないのは、夕食を香賓旅店でとることになっていたのですが、その前に材料調達の様子を見学がてら黄君の両親の所に行ってみたいということになり、全員で訪ねると、上半身裸の黄君と、お父さんがこの写真にある小舟に乗り投網で夕食用の魚を捕る作業をしていました。私はとても美しい光景だとおもいましたが、私の母と横浜のYさんは、うっすらと涙を滲ませて眺めていたのを思い出します。
人里から何キロも離れた所で魚を育て、それを毎日お父さんが水揚げし、お母さんがバスで50㎞離れた東京城の町まで持って行き、市場で売る生活と、それを日本にいてもいつも気遣う、三男の黄君が父と二人で私たちのために投網をかけている姿が、とても輝いて見えたのです。黄君と彼を育てた世界のようなものに感動したのでした。
その養魚池のある家に着くと、黄君の両親と黄君のもう一人の兄夫婦とその娘さんが出迎えてくれました。お母さんがすぐに家の中に案内してくれて、テーブルの上には乗りきらない程の量の魚料理と餃子、炒め物が並んでいました。
黄君と二人のお兄さん、お父さんが、私と何度もビールで乾杯しながら、「黄君のことをよろしく頼みます。」という言葉が残りました。
辺りが薄暗くなったあたりに、香賓旅店に戻りました。旅店の前には曽さんの車が待っていて、ハンナ先生に「またね!」とだけ、別れを告げて見送りました。
8月11日の夜です。
2010.09.17:
多田耕太郎
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