多田耕太郎BLOG
▼根強い人気の「ナポレオン」
佐藤錦の収穫が終盤を迎える頃、園地の中で受粉樹として植えてある「ナポレオン」がようやく色付き始めます。
毎年、この「ナポレオン」を指名で注文下さるお客様が沢山いらっしゃいます。
私が小学生だった五十年前頃は、サクランボと言えば「ナポレオン」という時代でした。
雨よけテントなどがまだほとんど無く、雨が降り出しそうな日は実割れを恐れて、一家総出で収穫していたのを思い出します。
ほとんどが加工向けの出荷で、まだ色づき始める直前の食べては酸味の強い、パリパリと固い食感の「ナポレオン」は、子供の口には「なんでこんな物を収穫して出荷するのだろう」と不思議な思いが残りました。
色付いて熟した物は佐藤錦に比べると少し酸味が強くて、大人の味のサクランボ、「桜桃」という漢字の名前よく似合うものだ、などと考えたことを思い出します。
画像 (小 中 大)
2012.07.01:多田耕太郎
[2012.07.06]
こちらこそ、ありがとうございます。 (多田耕太郎)
[2012.07.03]
楽しい時間をありがとうございました (宮城県 千種)
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