多田耕太郎BLOG

▼今年の成育状況。

たくさんのお客様から、今年のさくらんぼは甘いですか?という問い合わせをいただいていますが、正直なところ全体が甘くて着色がよく実が締まったものになるかどうかはこれから先の天候次第です。
これまでの剪定や摘蕾、摘果といった栽培管理は言わばこれからの着色期に向けた強化トレーニングのようなものだと思っています。
山形がサクランボ栽培の適地だと言われ全国の生産量の七割以上も生産することになった最大の理由は、山形の6月の天候が、さくらんぼ、特に佐藤錦に合わせたような気象条件になっているからだ、と私は思っています。
例年、山形は6月中旬には梅雨入りしますが六月中は比較的に日射量が多く昼夜の寒暖差も10度以上あり、例年だと6月10日から22日くらいまでの着色期にさくらんぼにとっての好天に恵まれる確率が高いことが一番の理由です。
しかし、毎年毎年、同じ条件で推移することはありませんから、多少の気候変動に対応できるように、設備や管理作業に力を入れています。
さて、今年は今日現在、例年以上の作柄で、昨年のような異常高温に見舞われ無い限り、これまで私が作ってきたさくらんぼの中で最高の出来になるのではないかと思っています。

2011.05.30:多田耕太郎
[2011.05.30]
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